手作りパソコンと市販パソコン

長年IT業界で技術屋をやってると、よく言われるのが

「パソコン欲しいんだけど何が良い?」

「パソコン1台作ってよ」

いきなりこれ言われても、答えに困ります。

最低限、次の事を言ってほしい

・パソコンを何に使うのか
・ノートPCなのか、ディスクトップPCなのか
・予算はどれくらいなのか

たとえて言うなら、

「自宅で家計簿とか表計算をしたくて、ノートPCを15万位でさがしている」

「家でオンラインゲームをするディスクトップPCを20万~30万で探している」

家計簿とか表計算程度なら、6~7万のノートPC(2024年現在)でも問題ない、サポートも考えるとメジャーなメーカーを選択した方が良いと答えると思う

オンラインゲームとなると、多種多様で、私か沼っているFainal Fantasy XIVをサクサク動かそうとしたら、20万円~のディスクトップPCになると思う。

ちなみに、自作パソコンは市販パソコンに比べて決して安くない。

往々にして市販パソコンの方が安上がりな場合が多い。

仮にオンラインゲームも、画像生成AIでの作画もある程度サクサク行いたいなら、以下の様なPCを自作する(2024/1/29の本日時点でのAmazonでざっと見積)

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ケース ATX ミドルタワー https://amzn.asia/d/eY5H9zV 6000
*SSD 1T M.2 https://amzn.asia/d/5AOSMCB 10000
*マザーボード https://amzn.asia/d/33PayBu 13000
*CPU https://amzn.asia/d/7Lnl8MO 50000
*CPUクーラー https://amzn.asia/d/7vEw247 2000
グラフィックボード https://amzn.asia/d/bh3htio 85000
電源 https://amzn.asia/d/04baV8V 13000
キーボード・マウス https://amzn.asia/d/2lBGlaz 3000
ディスプレイモニタ https://amzn.asia/d/6LU66i0 24000
モニタケーブル https://amzn.asia/d/3XrcVoe 2000
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                                                                合計236000

すでに持っているものがあれば削れば良いし、ここまでの機能がいらないなら部品単位でスペックを落とせば良い。

最初に*の付いている部品は、組み合わせが大事なので、1つ変更した場合、他を変更しないとダメな場合がある。


例えば、現在メモリーはDDR4というタイプを使用しているが、それより安いDDR3等スペックダウンすると(多分逆に高いかもしれない)、DDR3対応のマザーボードに変更しないとならなくなり、マザーボードが変更されると、CPU、CPUクーラーもそれに合わせて変更しないとならなくなると言った感じに、収集が付かなくなる。

あるいみ、最初から考え直した方が早いw

グラフィックボードは、画像生成AIがある程度ご機嫌に動作するスペックだが、そこまではって事なら、半額位のグラフィックボードでもゲームくらいはサクサク動く。

では、「なぜ市販パソコンを買わずに自作するのか!」

いくつか挙げてみる

・趣味だから

・作るのが好きだから

・長い目で見ると安いから

趣味とか好きとかは、人それぞれなので、まぁ、好きにお金かけて下さい。

ここで、ある程度重要なのが、最後の「長い目で見ると安いから」なのです。

例えば、ノートパソコンの寿命って知ってますか?

耐用年数では無く寿命です。

寿命とはまだ壊れていないのに、使えなくなってしまう時間の事です。

壊れて無ければ使えるだろうと思う方もおられると思いますが、世の中日進月歩進化するのです。

新しいゲームやソフトは、発売された時期にシャアを占めている性能に合わせて開発されます。

そうすると、古いパソコンでは、能力不足になって、満足に使えない状態がでてきます。

市販パソコンの場合、そうなると、買い替えを余儀なくされます。

購入時期にもよりますが、この期間は以外に短く、3年~5年です。

(中には頑張って10年つかっている人もいるみたいですが)

仮に20万のパソコンを5年で買い替えたとしたら、10年で40万の出費になります。

しかし自作パソコンの場合、古くなったパーツをパーツ単位で交換できます。

これによって、5年後にかかる費用が半分以下になるのです。

また、市販パソコンの場合、致命的な故障があった場合、保証期間が切れていれば、これも買いなおしになります。

自作パソコンでは、壊れたパーツだけ交換すれば済みます。

ただ、パソコンを自作する知識が無いと部品をパーツを壊してしまう可能性もあるので、もし自分でやってみようという人は、最初だれか自作した事のある人に教わりながら組み立ててください。

無責任なようですが、私は一切責任を負いません。

また、上に書いたパソコンパーツですが、あくまで机上で組み立てたので、おそらく大丈夫ですが、相性チェック等を行い、ご自身の責任で行ってください。

最後に、参考までに上のパーツの何をどこに取り付けるのかを、簡単な図にしてみました。


マザーボードに色々なパーツを取り付けて、それをケースに収める様なイメージです。
実際は、ケースにマザーボードを取り付けてから、それぞれのパーツを後から取り付けて行く感じになります。

今日はここまでです。




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